さわやかな冒険小説。

星の王子様を、もう少し分かりやすくしたような、悟りのストーリー。

少年が不思議な出会いをきっかけに、宝物を探しに旅に出る。

彼の経験する数々の出来事、現実の苦さ、インスピレーションの大切さ、

あきらめ、躊躇、執着、愛情、・・・。

旅はまさしく人生のメタファーに他ならないのでした。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)/パウロ コエーリョ
¥580


読後はさわやかで、まるで少年と壮大なたびをしたような気分になれる。

値段も手ごろで、ちょっとカフェで休憩などのシチュエーションによくあう。

簡単によめるけれど、ところどころにちりばめられた、深い思想と、示唆。

詩の中に自分をみつけたような気分になれる、良作かと。