僕がもう少し若かった頃、
コピーライターになりたいと真剣に思っていました。

ものを売るための文章、
セールスレターだとかいうやつを書いてみたかった。
まあそのころはそんな言い方はまだなかったけれど。

ともかく文章を書く仕事がしたかったのと、
何かしらビジネスを意識していたのだろう。
banzaicopywriteというドメインまで取ったりして・・。

あの頃の情熱はすっかり色あせてしまったけれど、
久しぶりにコピーライティング関連の本を乱読すると、
やはりふつふつと蘇ってくるものがありますね。

小説でもなく、論説文でもない、
そして新聞記事のように報道するわけでもない文章、
それがコピーライティング。

読み手に媚びるのはいやだけれど、
さりとて決して独りよがりにはならない。
そんな文章術。

人は読んでくれない、
振り向いてはくれないもの。
そんな前提で、書きつづる文章。

どうしたら、人は読んでくれるのか?
振り向いてくれるのか?

ひとつは、嘘をつくこと。だまして人を振り向かせる。
でも、この方法では長続きしない。

もうひとつは、そう、商品の魅力と、それを買う人の心理を、
両方とも十分に理解して、橋渡しするような文章を書くことです。


簡単に読める、自称コピーライティング本が
横行しているみたいな気がするけれど、まあ、ああいう即物的な文字が
WEB向けにはいいのかもしれない。

しかし、本当に名作と呼べるコピーは、
ウェブの中にはまだないと思う。
本物のコピーの前では、ウェブでみかける「セールスレター」なんて、
安売りチラシみたいなものだ。

やはり昔ながらの新聞広告に、
それも本当にまれに、
額に入れてとっておきたくなるような名作コピーが埋もれているものです。

いや、額にこそ入れなかったけれど、おもわず切り取って、
クリアファイルに入れて何度も読み返したコピーがあったなあ。




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