(39pより抜粋)

もちろん、判断の早さが求められるのは、組織のトップだけではない。社員の日常業務もまた、「小さな意思決定」の連続だ。

たとえば「いま取引先の担当者に電話をかけるべきかどうか」といった些細なことでも、受話器に手をかけた姿勢でしばらく考え込んでいる人はいる。そういう無駄が積もり積もって、会社全体の生産性を下げているのだ。本人は「熟慮」しているつもりかもしれないが、それは単にモタモタしているだけにすぎない。悩む前に行動を起こすのが、スピードアップの基本だと思ってもらいたい。


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