いやはや

ひさびさのヒットです。

衝撃的にいい本をみつけたんであります。

本のタイトルは、「アイデアのちから」。

全米150万部のベストセラーで、

今をときめく オピニオンリーダー 勝間和代さんまでもが、

この本を好きなあまり、「頼まれてもいないのに」 お仕掛けで本書の解説を書いた、

(いわく、「私も実践している優れたフレームワーク」ですと。本書350Pより引用。)

という・・ もう、これ、

ビジネス本好きにとってこれ以上ない ふれこみです。

ただ、そういうと肝心の中身はどうなんだって 話になる。

まあ、 立ち読みでもいいから 2、3ページめくってみてほしいんです。

すごいから。


アイデアのちから/チップ・ハース

¥1,680
Amazon.co.jp


原書のタイトルは、

Made to Stick

という。

「Stick スティック」っていうのは、突き刺すとか、べったりとくっつけてしまって身動きが取れないほどに固定するってことでして、ガムテープでびたあっと、とめてしまうようなイメージですよね。

つまり くぎづけにする、首ったけにしちまう、みたいな。


本書はビジネスにおいて、いや、人生において、

どうしたら伝わるのか? 

どうしたら他人にとって忘れられない存在になれるのか?

という 誰もが知りたくてうずうずするような話題に まっすぐ応えています。


すぐれたアイデアがもつ、

Simple 単純明快で、
Unexpected 意外性があり、
Concrete 具体的であって、
Credible 信頼性を備え、
Emotional 感情にうったえる、
Story ストーリー

という キーワードをつかって説明。

実例を使って 魅力的なアイデアのしくみを 解き明かしていきます。


さて、タイトルは「アイデア」のちから、だけれど、

僕にとって本書は、

「どうしたら人がその文章を読む気になるのか?、

という疑問への、ひとつの明快な答だと感じます。

思うに、

そもそも 読まないし、聞かないのが人間というものです。

少なくとも僕はそう思っていますし、

言葉で誰かに何かを伝えたいなら、

むしろそれくらい悲観的な前提に立って

書かなければだめだと思っています。


だからこそ、

ビジネスで 商品やサービスを売りたい、

会議で 自分の意見を もっと伝えたい、

そんなニーズのあるビジネスパーソンには必読であり、

費用対効果抜群の自己投資になると思います。